お知らせ・住まいる日誌

県産材を使ってみました

2012.06.30

今、富山市内で、鉄筋コンクリートの建物の大規模な改修をしています。施主の方は、長い間ご夫婦で商売をしてこられました。これまでは「事業」に投資してこられたのですが、このたび初めて自分たちの住まいに投資をされることになりました。マンションのようにキッチン、ユニットバス、寝室それと子供さんやお孫さんが集えるように広々としたリビングが設けてあります。

施主さんとの初めてのご縁は、10年前です。賃貸マンションを建てるために大手メーカーや設計士からいろいろ提案されておられたのですが、どれもいまひとつということで悩んでおられました。そのとき、ある方の紹介で相談にこられました。

私共は、家族向けで部屋数が多く、快適で光熱費が安く済む、3階建てメゾネットのプランで、高気密・高断熱、オール電化でエコキュート(当時としては珍しかったこともあり、北日本新聞や専門誌にもとりあげられました)の賃貸マンションを提案し、採用していただきました。そのときからのお付き合いです。

今回、間仕切り材に富山県産の杉を使ってみました。通常流通しているのは九州産が多いですが、九州産に比べて気候風土の違いで富山県産の方が目が細かいと感じました。今回の杉は大半が八尾の杉だそうです。風の盆の「おわら」を聞いて育った杉かもしれません。

下地材ですから仕上ってしまえば見えなくなりますが、天然杉の調湿効果・消臭効果・癒し効果が期待できると思います。これからも積極的に県産材を使っていきたいと思います。