お知らせ・住まいる日誌

ナショナルの滋賀工場見学をしてきました

2007.08.03

7月31日、8月1日に一泊2日かけて、滋賀県草津市にあるナショナルの工場へ見学する機会があり行って来ました。エコキュートやエアコンを主に造っている工場で、その製品の説明を聞いてきました。
 見学内容は、他社製品を実際に工場内に設置して稼動させ、自社製品の機能の違いや有利さ説明するものでした。
 そこで感じたことや、住宅を建てるときに参考になると思われること、エアコンを購入するとき参考になると思われることを書きます。
 エコキュートは、耐用年数が10年から12年です。電気温水器単体だと15年~20年は耐用年数がありますが、室外機(エアコンの室外機と基本的に同じ構造です。)が10年~12年位しかもちません。室外機の耐用年数がきたときに、室外機の交換だけいいのかどうかは、質問をしましたが明確な返事はいただけませんでした。(国の補助金の関係があるとかないとか?)
 通常4人家族で、電気温水器でお湯を沸かす電気代は3,000円/月ぐらいで、エコキュートだと1,000円ぐらいで済むそうです。
 ということは、2,000円*12ヶ月*10年=240,000円電気代が節約できることになります。しかしもし仮に10年後に交換するときに、24万円以内でエコキュートの室外機を交換できなければ、結果は、あまり得にならなくなります。
 話は変わりますが、当社では今年から東芝のホットパワーエコという商品名のシステム採用をしています、理由は、まず定価が他社より5万円くらい安いこと(ただし、ホットパワーエコの場合は補助金はでません。)、第二に、室外機の交換がその場でできること(通常のエコキュートの室外機の修理は、室外機本体を工場へ運ばないと修理ができないため、費用と修理日数が余計にかかります。)です。
 また、国からの補助金も抽選のためなかなか当選しないのが実情だそうです。(ちなみに、富山市と北陸電力共同で30万円上限の補助金制度が今年もあるそうです。オール電化住宅をこれから建てる方は、一度問い合わせをされたら良い思います。)
 つぎにエアコンの話をしますと、いま10年間お掃除不要の製品が各社売れているそうです。一見どのメーカーも大して違いがないように思っていましたが、ちがっていました。
 ナショナル、東芝、シャープの3社だけがフイルータを自動掃除したゴミを自動的にダクトを通して室外に排出する機能があります。まさにお手入いらず。それ以外のメーカーの製品は、掃除したフイルターのごみを一時的に貯めておいて、いっぱいになったら人の手(手動)で捨てるというもので、結構めんどうだし不衛生だと思いました。
 私は個人的には、家電商品は松下か東芝と決めていますが、(理由は、実際いろんなメーカーの商品を使ってみて、この2社の製品は、故障が少ない、長持ちする、メンテナンスが良いから。)今回工場見学をさせていただ上で、改めてナショナルとういう会社は、お客さま本位に考えて製品作りをしている、松下幸之助イヅムの伝統を感じました。また、お会いした社員の方々も全員、自社製品に対する自信と自社愛みたいなものを非常に感じました。当社も小さいながらこうありたいです。あまり費用をかけずに住宅の性能を上げ快適な空間造り、資産価値のある住宅造り,そのための設計力向上、現場での創意工夫の努力、お客さまのところへ季節ごとに訪ねて住み心地を聞いての改良点の実践、まだまだです。
 機会があれば、今度は東芝の工場見学に行きたいと思います。