お知らせ・住まいる日誌

高気密、高断熱住宅の間違った認識

2010.03.02

ちょっと興味があったので、「快適な住まいづくり △△△木と住まい/ ○○県木材協同組合連合会」 のホームページを見ていたら、「高気密、高断熱住宅の利点注意点」の項目の中に、気になるところがありました。それは、高気密高断熱住宅が一年中快適に過ごすために、全室暖冷房を主目的としていると 書いてあるところです。
 一年中快適に過ごすまではその通りですが、高気密、高断熱の目的は、夏や冬になるべく冷暖房エネルギーを使わずに快適に過ごし、春や秋は、自然の風を取り入れるてなるべく生活できるようにするためです。決して全室暖冷房が目的ではありません。

 もう少し判りやすく説明すると、冬寒くなると、普通は使用している部屋だけをファンヒーターやエアコン、石油ストーブ、こたつ等で暖房している場合が多いと思います。そうすると廊下やトイレ、脱衣室、風呂などがいっそう寒く感じます。家の中での急激な温度変化で、年間多くの高齢者の方が亡くなられています、その数は交通事故より多いと言われています。高断熱住宅だと、一部屋か二部屋の少ない暖房エネルギーで家中暖められます。

 また夏場は、夜間の涼しい外気が24H換気により家の内部を冷やしますので、日中あまりエアコン使用しなくても快適です。(何故なら、高気密、高断熱住宅は、外からの湿気や熱が入りにくいからです、詳しくは「新木造住宅技術研究協議会」HPで)条件が整えばエアコンなしで過ごすことも出来ます。当社のお客様の住宅でも実証済みです。
 少ないエネルギーで」快適に過ごせる省エネ住宅が、国が進めているトップランナー基準であり長期優良住宅です。

 簡単に言うと高気密、高断熱住宅は、快適でエコで家計や地球にも優しい住宅です。